仕事も家事も頑張る女性たち

ワーク・ライフ・バランスについてしっかり考えよう

結婚後の仕事

結婚や出産で仕事を辞めて子育てが一段落して仕事を探す女性も多く、そういったパート、非正規雇用の労働力は飲食業や小売業の労働力として業界を支えています。
パートやアルバイトの求人情報はやはり飲食業や小売業が多いです。正社員が少人数いて、ほかは非正規雇用者でお店を回すというのは、よくみかけるケースです。現代では女性が正社員として働くことも増えてきましたが、バブルが弾ける前の日本では女性が結婚して子どもを産んでからも仕事をするのは珍しい時代でした。そのため女性が働くシステムが整っていませんでした。それは働く女性が多くなった現代でも同じで、昔よりは充実してきましたがそれでも待機児童問題は解消していません。それどころか年々待機児童は増え続けています。不景気で女性も働かなければ家庭が成り立たないところも増えてきたのでしょう。そして女性も自分のやりがいを求める時代になってきたのかもしれません。しかし制度が整っていないのでやむなく仕事を辞める人はまだまだいます。その結果、子育てが一段落して新たに仕事を探すとなると、正社員は難しいのでパート、アルバイトという雇用形態になるのです。
時給でシフト制なので働く側も楽だという意見もありますが、賃金は安く福利厚生もないので条件は手放しでいいと言えるわけではないと思います。こうした雇用形態が女性の賃金格差を生み出しているのです。これから少子高齢化が進み、少ない人口で国力を維持しなければならいとなったときに、女性の労働力というのは見逃せません。女性が社会進出をしている以上それを止めるわけにもいかないですから、女性の働く環境を整えるのも日本の課題だと思います。

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